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まず、面倒な作業をひとつ。
AIは使っているけれど、自分用のアプリはまだ。そんな人が「何を作るか」を決めるための短いガイドです。
最初から便利なアプリを丸ごと考えると、機能が増えがちです。最近、自分が同じことを繰り返した場面から、ひとつだけ取り出してみてください。
1. 今のやり方を、一文にする
「予定を管理したい」より、「毎週3つのメモを見比べて、同じ買い物を消している」。何を開き、どこが面倒で、いつ終わるのかまで書くと、作る範囲が見えてきます。
紙やメモに、この3行だけ
- 今は、___を開いて、___をしている。
- いちばん面倒なのは、___。
- ___が一度でできれば、今回は十分。
2. 入れるものと、出したいものを決める
例として、買い物リストの重複を消す道具なら、最初は次の流れだけで試せます。これは練習用の題材で、僕が使っているアプリの紹介ではありません。
牛乳
卵
牛乳
同じ文字の行を
ひとつにまとめる
牛乳
卵
いつものメモアプリで十分なら、そこで終わっても大丈夫です。メシレコは、僕にとって元のアプリで探せば済む道具でした。
3. AIに、作る前の相談をする
下の例をコピーして、自分の困りごとに置き換えてみてください。まずは手順と確認方法だけを相談します。
自分用の小さな道具を考えています。まだコードは書かないでください。
困っている作業:毎週、複数のメモから買い物リストを作り直している
今のやり方:メモを見比べて、同じ品物を手で消している
欲しい結果:貼り付けたリストから、重複を取り除いた一覧が出る
使うタイミング:買い物に行く前
最初に使うデータ:私が用意した架空のリストだけ
今回は作らないもの:ログイン、共有、クラウド保存、外部への送信
既存のメモアプリだけで済む方法があれば先に教えてください。
道具を作る価値があるなら、入力→処理→結果の流れと、
動いたかを確かめる具体例を提案してください。 4. 小さく動かして、今のやり方と比べる
設計に納得できたら、AIに「この範囲だけで、手元のブラウザで試せる最小版を作って。起動方法も説明して」と頼みます。画面が出たことと、正しく動くことは別なので、結果が分かる入力で確かめます。
- 「牛乳・卵・牛乳」を入れる →「牛乳・卵」の2行になる。
- 空のリストを入れる → 勝手に項目を足さず、空の結果になる。
- 違う品物を入れる → 同じものと決めつけて消さない。
結果を使うところまで、自分で試す
AIから「テストは通りました」と言われても、使いやすさまでは分かりません。入力して、結果を見て、いつもの作業に戻るところまで、自分で一度操作してみます。
- どこに入力し、どのボタンを押せばよいか、迷わず分かるか。
- 出てきた一覧をいつものメモに移しても、「牛乳・卵」の2行になっているか。
- 結果を直したいとき、元の入力に戻ってやり直せるか。
設定の名前だけでは結果を想像できないなら、完成例も見せてもらいます。分かりにくいところは、機能を増やす前に、表示名や見本を直します。
次に、その作業をする日に使ってみます。開くまでの手間も含めて、前より楽になったか。使わなければ、機能を増やす前に理由を見直します。
実際の道具で、判断の違いを見る
どんな作業を、楽にしたいですか。
「今はこうしている」の一文を、メールで教えてください。次の記事や、小さな道具を考える参考にします。