作って使う

2026.09.02 設計判断 3分で読めます 2026.09.05 更新

メールアプリをもう1本作る前に、管理するものを数えました

虫眼鏡で1通の封筒を確かめるイラスト。まとめて管理したいメールアドレスは、まだ1つだった。
この記事の目次
  1. 01 作業メモを読み返すと、前提が違っていた
  2. 02 見たかったのはメールより、次にやること
  3. 03 できたのは、事業コックピット
  4. 04 AIに頼む前に、対象と場面を書く

副業用のメールアドレスをまとめるアプリを、もう1本作ろうとしていました。

管理者用のアドレスがあり、その下に事業別のアドレスを並べる。見やすい受信箱を想像していました。でも、管理する予定のアドレスを数えたら、まだ1つしかありませんでした。

作業メモを読み返すと、前提が違っていた

僕はAIに読ませるために、決めたことをメモに残しています。作る前にそれを読み返して、次の3つを確認しました。

  1. 管理者用のアドレスは、サービスへの登録やログイン、請求通知を受けるためのものだった。
  2. 顧客とやり取りするアドレスは、事業のテーマを決めてから作る計画だった。
  3. 6月に作ったメールアプリを、すでに日常では使っていなかった。

2026年8月31日のことです。受信箱をいくつも整理するほど、アドレスもやり取りもありませんでした。

画面をきれいにしても、読むメールが増えるわけではない。同じ理由で使わないアプリを増やすところでした。

見たかったのはメールより、次にやること

そこで、「どんな受信箱が欲しいか」から離れました。

本当にまとめたかったのは、副業で次に何をするかを決める材料です。使える時間、予算、事業の候補、検証の期限。サービスの登録通知や請求メールも、その中の一部でした。

Gmailを別の見た目で作り直すより、手元の判断材料とメールをつなぐほうが、自分用に作る意味がありそうでした。

最初の案

複数の受信箱を見やすくする。まだ受信箱もメールも少なかった。

作ったもの

事業の段階と判断材料をまとめる。受信メールは材料の1つとして置く。

目的を「メールを処理する」から「次の行動を決める」に変えました。

できたのは、事業コックピット

準備・検証・収益の段階を置き、今の段階で使わない欄は畳みました。空のテーブルを全部見せる代わりに、次へ進む条件を出します。

事業・候補の欄が畳まれ、先に判断材料を埋めるよう案内している事業コックピット
準備中の画面。今は使わない欄を畳み、先にすることを1か所に出します。

メールは読むだけにしました。登録や請求の通知を読む場所なので、そこから送る機能は要りません。メールから登録サービスの一覧を作る機能もありますが、まだメールをつないで試すところまでは進んでいません。

この道具が使い続けられるかは、これからです。ただ、読むメールがないのに受信箱を作り込む、という遠回りはせずに済みました。

AIに頼む前に、対象と場面を書く

作り始めてからでも方向は変えられます。ただ、このときはまだ作り始めていなかったので、画面を作り直す手間はかかりませんでした。

次に似たことを頼むなら、たとえばこう書きます。

作りたいのは複数アドレスをまとめる画面です。
ただし、今あるアドレスは1つで、届くのは主に登録通知です。
困っているのは受信箱の整理なのか、次にすることの判断なのか、
今のやり方と比べて整理してください。まだ実装は始めないでください。

欲しい画面を伝えるだけだと、その画面は作れてしまいます。何が何件あり、いつ困っているかを一緒に渡すと、作る前の話ができます。

訂正(2026年9月5日):タイトルにあった「5本目」は数え方が誤っていたため変更しました。「作り始めたら考え直せない」と読める表現も直しました。