作って使う

2026.09.15 捨てた記録 3分で読めます

酒ログ — 購入履歴は取り込めても、飲んだ記録は残りませんでした

酒の瓶の隣に、まだ書かれていない感想のメモとペンを置いたイラスト。購入履歴だけでは飲んだ記録は埋まらない。
この記事の目次
  1. 01 自動で入る部分と、自分で書く部分
  2. 02 取得できるまでを、何度も直した
  3. 03 買った情報と、飲んだ感想は別だった
  4. 04 登録した瞬間には、情報が揃わない
  5. 05 何で作ったか
  6. 06 次は「そのあと何をするか」を試す

酒ログは、買った酒を自分の図鑑にするアプリです。6月に作りましたが、入力を続けられず、8月末に手放しました。作ったプログラムは保管しています。

購入履歴を取り込む部分には、かなり手をかけました。それでも、日常で使い続ける道具にはなりませんでした。

自動で入る部分と、自分で書く部分

流れは次のようになっています。

  1. Amazonと楽天の注文履歴を、ログインしたブラウザから取得する。
  2. AIが酒の候補を抜き出して、受信箱に入れる。
  3. 自分が承認すると、蔵元や産地、味わいなどをAIが調べる。
  4. 飲んだ日、評価、感想は自分で残す。
酒の候補を承認または却下する受信箱の画面
受信箱の操作例です。表示はダミーで、実際に購入した銘柄や取得結果ではありません。

前に登録した酒を買い直したときは、もう一度確認しなくても履歴を足します。酒を全部手で登録するアプリではありませんでした。

ジャンル、産地、味わい、評価を持つ酒のカードを並べたコレクション画面
図鑑の表示例。銘柄や評価は説明用のダミーです。

取得できるまでを、何度も直した

最初に詰まったのは、注文履歴を取りに行くところです。ブラウザを起動し直すと、さっきログインしたはずなのに、またログインを求められる。画面を出さずに取りに行く方法も、うまくいきませんでした。

そこで、ログインした直後に同じブラウザで履歴をまとめて読み取り、その中からAIに酒を探してもらうように変えました。最初は過去の分をまとめて、その後は最近の分を取り込みます。

履歴の取り方だけでなく、商品の画像や味わいの表示も直しました。6月19日には、画面の見た目も作り直しています。

作るところには手をかけました。でも、そのあと使い続けるところまでは行きませんでした。

買った情報と、飲んだ感想は別だった

購入履歴から、過去に買った酒を並べることはできます。AIに説明を付けてもらうこともできます。

でも、僕がどう感じたかは自動では埋まりません。 飲んだ日や評価、感想を残して初めて、自分の好みの記録になります。そこを続けませんでした。

買う頻度も、僕の場合は月に数本です。買ったとき以外に、この画面を開いて何をするのか。自分の使い方では、その理由が弱かったと思います。

登録した瞬間には、情報が揃わない

もう1つ、待ち時間がありました。銘柄の情報をAIが調べて埋めるのに、当時は1銘柄あたり1〜2分かかっていました。

待っている間もほかの操作はできます。それでも、登録した瞬間に説明が揃うわけではありません。取り込みを自動にしたあとも、確認する手間や待つ時間は残っていました。

何で作ったか

部品使ったもの
サーバーPythonの標準ライブラリ
画面HTML 1ファイル
購入履歴の取り込みブラウザを動かす道具、Playwright
銘柄情報の調査Claude Codeをコマンドとして呼ぶ
保存先コードとは別に保存するJSONファイル

ポイ活マネージャーと近い構成です。片方は使い、片方は廃止した。技術の選び方だけでは、その差は説明できません。

次は「そのあと何をするか」を試す

酒ログをもう一度考えるなら、立派な図鑑を作る前に、買った酒1本と感想1行で試します。その記録を次の買い物で見返したか。見返さなかったなら、カードを増やしても用途は変わらないかもしれません。

メールアプリでも、情報を取り込めることと、処理する用事があることは別でした。酒ログでは、買ったあと、飲んだあとに何を残して、いつ見返すかを先に試すべきだったと思います。