作って使う

2026.09.10 実物 4分で読めます 2026.09.13 更新

AI Radar — 51日分を調べると、47日分が認証エラーでした

重なった文章ファイルに大きなエラー記号があるイラスト。ファイルがあっても、欲しかったまとめができたとは限らない。
この記事の目次
  1. 01 日ごとの状態を、読む画面の上に置く
  2. 02 警告は、出ていました
  3. 03 監視のほうにも、偽の警告がありました
  4. 04 データを二重に持たない
  5. 05 9月5日の見直し:ファイルがない日も警告する
  6. 06 9月8日、その警告から別の不具合に気づきました
  7. 07 どこを見れば、動いたと言えるか

毎朝、ClaudeとCodexの更新を自動でまとめ、ファイルに残すようにしています。

ところが、2026年7月11日から8月30日までの51日分を見てみると、47日分は認証エラー、4日分はファイル自体がありませんでした。 認証エラーは、ログインなどの確認が通らず、AIを使えなかったという意味です。

長いあいだ、欲しかったまとめができていませんでした。僕はそれに気づけていませんでした。

日ごとの状態を、読む画面の上に置く

8月31日に作ったのがAI Radarです。朝のまとめを読みやすく並べるアプリですが、いちばん上には「その日、ちゃんと作れたか」を置きました。

日ごとの状態を並べた稼働レーン。紫の更新あり、赤の生成失敗、記録のない日が並んでいる
1本が1日です。この帯には失敗だけでなく、更新や記録なしの状態も出ます。

赤い日が続いていたら、記事の見出しより先に目に入ります。あとから情報を集め直しても、その日の失敗は消しません。集め直した分には「後追い再構成」と付け、毎朝作れた分と見分けられるようにしました。

警告は、出ていました

エラーの記録も、通知もありました。それでも気づきませんでした。

朝に一度だけ出る通知と、わざわざ開かないと読めないファイル。その2つだけでは、僕には届かなかったんです。エラーを見つけることと、人が気づくことは別でした。

失敗を見つける

本文が空だったり、AIにつながらなかったりしたら記録する。

目に入る場所へ出す

まとめを読む画面に、日ごとの状態と警告を出す。

結果を確認する

直したあと、読みたかったまとめができたか確かめる。

AI Radarで補ったのは、主に真ん中の部分です。

監視のほうにも、偽の警告がありました

その点検にも、間違いがありました。「直近実行が失敗(0x41301)」と、何度も警告が出ていたのです。

タスクの結果0x41301を失敗と表示していた、修正前のヘルスチェック画面
2026年9月3日の修正前の表示です。ユーザー名は伏せています。

0x41301は失敗ではなく、予約した処理が現在実行中という意味です。Microsoftの状態コード一覧

点検は朝の処理が終わる前に行います。だから「まだ実行中」と返ってくる。それを「失敗」と読んでいました。

ここを直し、実行中は「実行中」と表示するようにしました。終わったあとの結果は別に見ます。いつも出る間違った警告を減らして、本当に止まったときに気づけるようにしたかったからです。

データを二重に持たない

朝のまとめは、Markdownという形式の文章ファイルで保存しています。AI Radarは、そのファイルをそのまま読みます。画面のために、もう1つ保存場所を作ることはしませんでした。

部品役割
毎朝の処理情報を集めてMarkdownに書く
パソコンで動かすPythonファイルを読み、画面用に整理する
HTML・CSS・JavaScript更新情報と稼働状態を表示する
ファイル更新時刻の比較変更があったときに読み直す

読む画面を作るために、毎朝のまとめ方まで変えずに済みました。まとめを作れなかった日も、残っているエラーをこの画面で読めます。

AIが作った更新の要約には、取り違えもあり得ます。機能を導入するときは、元の公式情報や実際のコマンドまで戻って確認します。画面に載っていることを、そのまま確認済みの事実にはしません。

9月5日の見直し:ファイルがない日も警告する

画面を作ったあと、もう一つ穴が見つかりました。失敗と書かれたファイルは読めても、処理が完全に止まってファイル自体が作られない場合には、警告を出せていませんでした。

そこで、予定時刻を過ぎても結果が届いていない日を、独立して調べるようにしました。「更新するニュースがなかった日」は正常に終わった日として扱い、「結果がない日」と分けます。最後に正常に終わった日も一緒に出します。

ファイルが増えない間も日付が進むこと、画面に戻ったときに状態を読み直すことを確認しました。警告の原因も、すべてを認証切れと決めつける表示から変えました。

失敗の記録を読むだけでは、記録すら残らない停止を見逃す。 その違いまで含めて、読む画面を直しています。

9月8日、その警告から別の不具合に気づきました

その後、AI Radarに出ていた生成失敗を見て、朝の処理を調べ直しました。今回は、前に起きたログイン切れとは別の原因でした。

情報を集めるところまでは進んでいましたが、AIの返答を受け取るプログラムが、正常に終わった結果を失敗と判定していました。手元で試したときと、毎朝の自動処理とで、使っていたWindowsの実行環境が違っていたためです。

結果の受け取り方を直し、毎朝と同じ環境で動かしました。その日の情報を使ってまとめを作り直し、本文が保存され、AI Radarでも正常と表示されるところまで確認しました。最初に失敗した記録は残しています。

同じ「生成失敗」でも、原因まで同じとは限りません。 AIに調査を頼むなら、「情報を集める・AIに渡す・本文を保存する、のどこまで進んだか、残っている結果を確認してください」と伝える。いきなりログインし直す前に、止まった場所を確かめるようにしたいです。

どこを見れば、動いたと言えるか

最初に書いた51日分は、日付の付いたファイルを1日ずつ数えました。あとから集め直した分は含めていません。ファイルがない4日については、その日に何が起きたか分からないままです。

ファイルが増えているだけでは、読みたかったまとめができたとは限りません。通知が届いても、途中の処理は失敗しているかもしれない。

自分の自動化を点検するなら、まず昨日できたファイルを1つ開いてみる。予定どおり起動したかだけでなく、欲しかった中身があるかを見るところから始めるのがよさそうです。